貢献人たち:CSRの現場から 住宅リフォーム会社「OKUTA」 /東京

<貢献人(こうけんびと)たち>
 

◇地元の無農薬米を社内販売 「地域を循環型社会に」


 自然素材の住宅リフォーム会社「OKUTA(オクタ)」(本社・さいたま市)が、「こめまめプロジェクト」を推進している。農家が育てた無農薬の米を購入して社内で販売。農薬や化学肥料を使わずに奮闘する農家を側面から支援しようという試みだ。


 「地元で生産された無農薬の米の買い手がなかなか見つからない」。埼玉県小川町で農業を営む「霜里農場」の金子美登(よしのり)さん(62)からこんな話を聞いた社長の山本拓己さん(53)が、金子さんの農場を含む小川町下里地区で栽培される無農薬米の買い取りを決め、昨春から同プロジェクトが本格的にスタートした。パートを含む従業員約230人を対象に購入希望者を募り、代金は給与天引きにした。米は農家から直送され、価格は5キロで2600円(送料など込み)。この秋、下里地区では4トン以上の米の収穫(販売分)があり、その全量を同社が買い取った。


 「家の健康」だけではなく「自分たちの命を支える食の安全についても考えなければならない」と山本さん。「日本の食料自給率が低下し、食の安全性が問われている。生産者から届く米を通じて従業員にも危機意識を持ってもらいたい」

 同社は不動産業界にいた前社長の奥田勇さん(46)=現会長=が92年に起業。有害化学物質による「シックハウス」の被害を防ごうと02年には「脱塩化ビニールクロス」を掲げ、建築建材を珪藻土(けいそうど)など無添加の素材に転換した。


 今年からは、世界の1400社以上が加盟するネットワーク組織で、売り上げの1%以上を環境保護団体などに寄付する「1%フォー・ザ・プラネット」(本部・米国)にも加わった。地元の森づくりにも目を向け、間伐材の普及や林業を支援する県内の団体に寄付。全社員での間伐作業や農業を体験するエコツアーも行っている。「事業の継続には利益を上げることが必要だが、肝心なのはその使い道。利益の一部を地域社会に還元することで循環型社会になっていく」と山本さんは強調する。【明珍美紀】

毎日新聞東京版 掲載内容引用



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